【客演俳優からの証言】「柳井祥緒」について【永松/植木/小林】
大摘通信編集部(こと十七戦地制作部)です。
十七戦地の劇作家、演出家である柳井祥緒は一体どんな人間なのか。
今回は客演俳優3人の証言を集めました。
稽古場での演出家としての一面、戯曲を読んでみての感想、それぞれご紹介します。
●俳優/永松昌輝の証言
★稽古場での演出家としての柳井さんの印象
休憩やプライベートでは、基本的にとても丁寧。
たまにフワフワお茶目な事をされるのですが、
いざ稽古が始まるとキリッとした表情でディスカッションをしながら、
どうすればシーンが良くなるかを、妥協する事無く突き詰める、素敵な演出家さんだと思います!
★台本を読んでみての感想
ミステリー?サスペンス?・・とにかく、続きがどうなるのか気になって仕方ないです。
これは凄い名作になるのではないでしょうか!
●女優/植木希実子の証言
★稽古場で演出家としての柳井さんの印象
自身で書かれた脚本に大変真摯に向き合っているなあといつも思います。
稽古は柳井さんの、登場人物の性格や心の動きの丁寧なサジェスチョンにより進んでいきます。
自分の想像力では及ばなかったような意見を聞いてハッとしたり面白かったり。
いろいろな映画、ドラマ等々をよく勉強されている上にボキャブラリーが豊かで、
演出でもそれがわかります。
前回公演の「某ドラマの堀北真希のように」という演出がどうやら本気だと気付いたのは
少し経ってからのことでした。
対応できずすみません。
さらに私の芝居を「歯にひっかかったスルメ(私が舞台からいなくなった瞬間にスッキリ面白くなった)」と
表現頂いたときは、
自分の芝居へのもどかしさや口惜しさの前に
「この表現上手!」と感心してしまいました。
はい、本当はぜんぜん感心している場合ではありませんでした。
重ねてすみませんでした。
★脚本を読んでみての感想
今回は(も)読んでいてかなり先が気になる作品です。
稽古場に行くのが毎回楽しみなのは、芝居作りが面白いだけでなく、
話がどう展開していくか、まるでイチ読者、イチファンの気分になっているからなのかもしれません。
某日現在、台本はウン十ウン頁。現在進行中。
頑張れ! 柳井さん!!
●俳優/小林祐真の証言
柳井さんの作品にだいぶお世話になっていますが。
その中で一時期よく口にしていた
「清濁合わせもつ」という言葉が
そのまま印象になります。
相反するものが同居する感じ。
「優しさ」と「恐さ」
「少年」と「大人」
「知性」と「おいおい」
それは人間の本来の姿で。
(柳井さん自身が)隠すことなく
全てをさらけ出しているという証拠だと思います。
稽古場での彼は、絶対に死なないスライムのようです。
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日々稽古は進み、作品も深みを増して参りました。
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CoRich舞台芸術!十七戦地#4『獣のための倫理学』
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