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「吉祥寺にて待つ さちお」



はじめまして、十七戦地初参加の吉田です。本番まで20日を切り、日に日に稽古に熱と緊張感が増しております。
そんな日々の中、稽古場で作・演出の柳井さんや共演者の皆さんと過ごしていると
私は今回の舞台に誘われた日のことを思い出します。
あれは、木々の葉も鮮やかに色づいてきた10月のことでした。
柳井さんから「吉祥寺にて待つ さちお」とだけ書かれたメールを
受け取った私は吉祥寺に出向き、勘をたよりに小さな喫茶店へ飛び込みました。
すると奥の席に、腕を組んで押し黙る柳井さんの姿が。
とりあえず向かい側に座ったものの、柳井さんは黙ったまま張り詰めた空気を漂わせていました。
どれだけの時間が経ったでしょうか。
おもむろに口を開いた柳井さんから出た言葉を私は生涯忘れないでしょう。
「僕がクロサワなら、吉田くんはミフネなんだよ!」
なんということでしょう。
こんな、ロクに殺陣も出来ないばかりか猫背で内股で時々オネエ言葉になる私がミフネ?
そこまで私のことを買ってくれていたなんて…。
こうして、柳井さんの強い思いに打たれた私は出演を決意したのです。
ところが。
稽古が始まってから、共演者の柳澤さんに熱っぽくその話をすると、
「え、私も言われましたよ。僕が山田洋二なら柳澤さんは渥美清だって」
なんということでしょう。
聞いてまわるとみんなも一様に同じ手口で誘われたようでした。
女優の植木さんは「僕が小津なら君は原節子なんだ!」と言われたそうです。
つまり、稽古場に集まったのは
まんまとその気にさせられたお調子者たちの集団だったのです。
今思えば柳井さんの演出は最初から始まっていたのです。
これを恐るべきと言わずになんと言うのでしょうか。
失礼、話が大きく逸れてしまいました。
稽古場の話でしたね。
先日、稽古場に制作の方から
チョコレートの差し入れをしていただきました。
そのチョコは一つ一つが白い正方形の包み紙に入ったもので
大変美味しくいただいのですが、
後日、同じく稽古場でジャージのポケットに入れっぱなしにしていたその包み紙を何気なく取り出すと、
座長の北川くんより、開封済みのコンドームに間違えられました。
いかがでしょうか。
これはすごい舞台になりそうです。
写真は頼れる兄貴分、もっちこと宮本くんです。
仏のような微笑みですね。
萌えーってやつでしょうか?よく分かりませんが。
ぜひ劇場で宮本くんの生微笑みを目撃してください。
アディオス!

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