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【キャスト紹介】ぐらぐら揺れる要石。佐藤幾優

坂根だより編集部こと、十七戦地制作部です。
今回ご紹介するのは、初演と同じく須田大次役を演じる佐藤幾優さんです。
レトル寫眞
佐藤幾優(サトウイクマ)
東京都田無市生まれ。
所属/レトル
twitter/@iqsiqsiqs
最近の出演作品/
【舞台】
十七戦地『艶やかな骨』2012年8月@渋谷ギャラリールデコ4F
バジリコFバジオ『ねぼすけさん』2012年9月@新宿サンモールスタジオ
世田谷シルク『冒した者』2013年7月@利賀山房
【映像】
『かしこい狗は、吠えずに笑う』渡部亮平監督
『遺体 明日への十日間』君塚良一監督
アーノウト・ミック(Aernout MIK)作品@あいちトリエンナーレ2013
Q.あなたの出身地はどんな場所ですか?
A.いまは「西東京市」に改称されてしまった「田無市」で小一冬まで過ごしました。
ものごころつく前なりに、東京に於いて特別区でない「あの感じ」には気づいてたかも知れません。
Q.台本を呼んだ感想、および今回の稽古場の印象などを教えてください。
A.柳井さんの本はたしか本作あたりから「タームの嵐」になったのではなかったか?
今回の稽古場は、初演時ともキャストに多少の入れ換はりがあり、
かつ今のところざっくりと男女別なので特に女性の方はまだよくわかりませんが、
何か「ギュッ」としてます。あと真田さんが妙に元気です。

Q.今回のご自身の役どころについてお教えください

A.ぐらぐら揺れる要石、みたいな役です。
共通点は……あるといへばある……ないといへばない……
初演の時は「情念が」とかいろいろ造形的にやってみたのですが
今回はその造形的な土台がすでにあることもあり
そこを適度に再構築しつつ非造形的にアプローチできればいいのかな……とか漠然と考へてをります。
延岡地方の言語アクセントは思ひのほかからだがおぼえててちょっとうれしかったです。
やっとくもんだなと。
Q.あなたにとっての「怪物」とは?
A.にゅるっと顔を出してこのかたの、
さう遠くない将来に終はるまでの「生」の時間
──それ自体がどうにも御しがたく得体が知れず。

Q.今回の舞台への意気込みなど、お客様へのメッセージをお願いします。

A.方言や術語が耳慣れなかったりとそのあたりハードルは高いながら、
何とかお客様に作品世界に浸っていただいたり
または出演者も共振を起こせるやうに
本番まで一同作品を練り上げていきたいと存じます。

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